ストーリー

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世界が桃色に変わるとき、この地上に「断食芸人」が出現した。男は「断食芸人」となった。かつては唯の男だった。悠久の時の中で人類の愚かさを知り、哀しみをとらえ、絶望を眺めてきた。過去の時は新しく、未来はとても懐かしい。「断食芸人」。
永遠の意味を知る唯一の存在である。

ある日、ある街の片隅に一人の男がフラフラと現れ座り込んだ。そこに一人の少年がかけより問いかける。「おじさん、何してるの?」その問いかけに、返事をするどころか何の反応もせずにじっと虚空を見つめている男。その写真を少年がSNSに投稿す
ると、翌日から男の周りには次々と人が集まってきて、男はちょっとした有名人になっていく。「この男は一体何をしているのか?」人々はそれぞれの持論を繰り広げ、勝手に「断食芸人」に仕立てあげていくのであった。
カフカ×足立正生 〜混ぜるな危険〜 奇想天外にして遣る瀬無き世の写し絵となる、最強にとんちきで最高に奇天烈なムービーがここに誕生した。